ピラミッド型(ライン型)の組織

ねずみ講って、無限連鎖講のことです。犯罪であります。

このねずみ講の組織図だけみれば、ピラミッド型をしています。
人間には限りがありますからね。
無限には広がらないのです。
ねずみ講で、ピラミッド型の組織の末端にいる人は、
ゼッタイに損します。
自分の下に誰もいないのですから。。。
この上下関係を、仮に上司、部下と呼ぶことにしましょう。
ねずみ講では、自分がどんなに頑張っても、
上司を追い抜くことは出来ません。
部下は、組織が用意してくれるわけではありません。
自分で探すのです。
(厳密には、上でも下でも自分が頑張れば良いという構造ですけど)

では、ピラミッド型の組織構造を持つ会社について考えると、
会社では、自分が頑張れば、上司を追い抜くことは
出来るかもしれない。
部下は、会社が用意してくれる。
という感じでしょうか。
しかし、上司を追い抜くことが出来るのは
ほんの一握りの人たちだけで、大多数の人たちは
上司が会社を辞めていくのを待つしかありません。
さらに、その空いた席を狙っているのは自分だけではありません。
あるとき1000人の新卒採用を行った会社があって、
そのときの部長の平均年齢が40歳だったとして、
(ありえないけど)1000人の新卒が誰も辞めなかったら
20年後に1000人が全員部長になっているか?と考えたら、
誰が考えても答えはノーでしょう。

ここで重要なのは、新入社員が上司になる(出世する)という
ことを目指すのはモチベーション的にも重要と思います。
しかし、会社にとって一番重要なのは末端にいる社員が
気持ちよく働けているかということでです。
末端にいる社員がいてこそ、組織が成り立ちます。
ということで、会社の発展は、入社したてほやほやの社員が
いつまでも会社にいたいと思う仕組みになっているのか?
にかかっていると考えております。
ということで、次回は、弊社の組織構造についてです。。。