アーカイブは今年で創立19周年を迎えます。

 社員も長く働き続けていてくれていますが、それは「給与の満足度」と「仕事を選べる」という2つがあることが大きいです。
 普通の会社は売上の2~3割を取りますが、アーカイブは社員に還元したいという思いが根底にあるので、10万しか取らないと決めています。その為、自分の頑張り次第で給与がどんどん上がっていくのです。仕事に関しても同じです。普通は会社の都合で仕事を割り振られるので、自分のやりたい仕事ができないことが多いですが、アーカイブは自分で自由にキャリアパスを描いてほしいという思いがあるので、社員がやりたい仕事を選べるようにしています。

 「社員を大切にすること」がアーカイブの経営の軸なので、基本社員と社長との距離は近いです。会社のインナーブランディングとインナーコミュニケーションの為に大学生のアルバイトも数名雇っているのですが、このアルバイトの方たちが、インナーコミュニケーションを促進させ、社員やその家族にアーカイブを好きになってもらうことに一役買ってもらっています。
 社員、アルバイトとのコミュニケーションを一番大事にしているので、全員と家族のように接しています。その為、社員、アルバイトからストレートに意見を言われます。社員同士、アルバイト同士、社員とアルバイト、そして社長との関係も壁がなく、風通しの良い会社です。よく居心地が良いと言われるのですが、そのお蔭か、アルバイトですら辞めないですし、卒業した後も懇親会に参加してくれています。親睦を深めるための懇親会は毎月のランチ会と、数年に1度のバーベキューをしていますが、社員に費用負担はなく自由参加の為、いつも15~20人くらいでやっています。(取引先の方からもアーカイブ楽しそうだねとよく言われます。)

 私がこんなに社内のコミュニケーションを大事にしているのは、対話することで相手の感じていることが見えてくるからです。不満を直接口に出す人は少ないですが、対話することで、どう思っているのかが感じ取れるようになります。そうして相手の心の内を感じることで、不満や要望を吸い上げ、「社員にとっての良い環境、良い会社(働きやすさ)を作ること=社員の為の会社作り」に繋がっていくのです。